日本競馬界には過去から現在までに至り、数多くの名馬が存在しています。
今もなお、現役で活躍し続けている馬や既に引退してしまった競走馬もいますが、引退した後でも競馬ファンから愛される名馬がいるのです。
そこで、日本競馬界を轟かせてきた日本歴代競走馬ランキングトップ15を紹介していきましょう。
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第1位 アーモンドアイ
アーモンドアイは競馬史上初の3冠馬が揃った2020年ジャパンカップを制して現役引退しました。
日本競馬で発国内外のG1レース(芝)で9勝をあげ、芝G1勝利数歴代1位に君臨。
自身の力を見せつけたのは、なんと言っても2018年ジャパンカップで世界レコードを叩き出したレースではないでしょうか?
3歳秋には、秋華賞に出走し、史上最小のキャリアで5頭目の牝馬三冠となりました。
そして、鞍上のルメールを「日本で一番強い馬」と唸らせた程でした。
2019年の有馬記念では、1番人気となり勝利に期待がされていましたが、残念ながらも9着となってしまった事でも記憶に新しいかもしれません。
その後、2020年に5歳馬ながらヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップを制した名実共に元現役最強馬です。
第2位 ディープインパクト
ディープインパクトと言えば、シンボリルドルフ以来2頭目となる無敗の牡馬クラシック三冠馬です。
武豊騎手が騎乗するディープインパクトは驚くような力を見せつけ、他の競走馬と圧倒的な力の差を見せつけていました。
圧倒的な力を見せつけて伝説的なレースを見せつけてきたディープインパクトは競馬を知らない方でも一度は名前を聞いたことがある様な名馬でした。
しかし、2019年7月30日に息を引き取り名馬と呼ばれる一頭がいなくなり、多くの競馬ファンが悲しみました。
第3位 オルフェーヴル
オルフェーヴルは力強いレーススタイルを見せる事でファンの多い競走馬です。
クラシック3冠を獲得しただけではなく、古馬になってからも「宝塚記念」「有馬記念」などのG1を勝利する実力を持っています。
そして、オルフェーヴルの強さを確認できたのは2012年の阪神大賞典のレースではないでしょうか?
阪神大賞典では競馬ファンから三冠馬がどの様なレース展開を見せるのか、多くのファンが期待を持っていました。
しかし、期待に応える事ができず、オルフェーヴルは3コーナー前から先頭に立った後に、そのまま逸走してしまい、後方まで下がる失態を犯してしまったのです。
誰もが今回は勝てないと思っていたところ、一度後退したはずのオルフェーヴルはその後、再加速し、上がり3ハロン最速の足で2着まで盛り返し競馬ファンを沸かした伝説を持っています。
第4位 リスグラシュー
リスグラシューは2~4歳までのG1では2着になる事が多く、「名馬」としての印象を持たれていませんでした。
しかし、4歳秋のエリザベス女王杯で初タイトルを獲得してからは名馬としての実力を発揮してきたのです。
5歳では宝塚記念から豪州のコックスプレート、そして引退レースとなった有馬記念のGⅠを3連勝し、歴代最強馬のランキングに食い込む走りを見せて有終の美を飾りました。
第5位 サイレンススズカ
サイレンススズカと言えば、伝説の逃げ馬として記憶に残っている方も多いでしょう。
G1制覇は5歳のときの宝塚記念の1勝のみですが、ファン投票でも上位を獲得する名馬の一頭です。
サラブレッドといえば己の速さを求め生産がされていますが、サイレンススズカはまさにサラブレッドそのものでした。
サイレンススズカは自身の体に備わったスピードを武器に、圧倒的なスピードを見せつけ、スタートからゴールまでを先頭で走り続けることを得意としていました。
ここまでスピードを持った逃げ馬は今にも後にも中々出てこないかもしれません。
しかし、4連勝後に出走した天皇賞秋で故障を発生し予後不良となってしまい、悲劇の名馬としても語り継がれています。
第6位 エルコンドルパサー
エルコンドルパサーは日本での調教馬として凱旋門賞で初めて2着となり、多くの競馬ファンから注目を集めた名馬です。
もともとはアメリカ合衆国で誕生した馬ですが、デビューは日本で行われNHKマイルとジャパンカップも勝利しています。
5歳になってからはフランスへ長期遠征し、凱旋門賞2着の成績を残し引退しました。
遠征中は一度も日本の競馬では走ることはありませんが、年度代表馬に選出されるなどし、多くの競馬ファンに記憶に残っています。
第7位 グラスワンダー
グラスワンダーは足元が弱く常に故障と戦い続けながらも多くの賞金を稼いできた名馬です。
故障しやすい競走馬でしたが、外国産馬の名馬としてはグラスワンダーとエルコンドルパルサーの2頭の名が挙がるほどです。
1997年9月に中山競馬場でデビューを果たしましたが、デビュー戦では1.5倍の1番人気になり、2着に3馬身の差を付ける完勝でした。
デビュー戦からも圧倒的な力を見せつけるグラスワンダーは、この時点で既に「怪物」とまで言われていたのです。
そして、スペシャルウィークとの死闘を繰り広げた1999年の有馬記念は競馬ファンからも伝説として語りづかれています。
第8位 ジャスタウェイ
ジャスタウェイの実績は他の名馬らと比べると見劣ってしまう部分もありますが、デビューわずか2戦目の新潟2歳Sで驚くべき成績を残しました。
そのレースでは上がり3Fが32.6秒という強烈な決めてを見せつけたのです。
その事で、数多くのファンに名馬として印象を植え付けました。
また、ドバイDFの勝利で年間レーティングの世界1位を成し遂げた日本初の功績もあり、天皇賞秋でジェンティルドンナに付けた5馬身差の圧勝劇は、もはや伝説的なレースと言っても過言ではないかもしれません。
第9位 キングカメハメハ
キングカメハメハと言えば、令和元年にディープインパクトの後を追う様に息を引き取った事でも記憶が新しいのではないでしょうか?
キングカメハメハに騎乗した名手安藤勝己や福永祐一らは「日本ダービーは自分が普通に乗って来れば絶対に勝てると思っていた。」「今まで騎乗した馬で最強を挙げるとすればキングカメハメハは筆頭」など、名手すら唸らせる実力を持った名馬でした。
引退後にも種牡馬として大きな功績を残し、日本の競馬界にも非常に貢献した競走馬と言えるでしょう。
第10位 ナリタブライアン
ナリタブライアンと言えば、白いシャドーロールを付けている事で「シャドーロールの怪物」とまで言われた名馬です。
ナリタブライアンは臆病な性格でしたが、騎手の指示にしっかりと従い非常に乗りやすい競走馬でした。
1994年に牡馬クラシック三冠を達成したものの、その後故障に悩まされて思ったように成績を残す事ができませんでしたが、それが故に多くのファンを獲得したのかもしれません。
また、1996年の阪神大賞典(G2)では、マヤノトップガンと見せた一騎打ちは日本の競馬史上最高のレースとして競馬ファンからも語り継がれています。
第11位 シンボリルドルフ
シンボリルドルフは、圧倒的な強さから「皇帝」と呼ばれ、「競馬には絶対はないが、シンボリルドルフには絶対がある」と調教師から絶大な評価を得る名馬の一頭です。
シンボリルドルフは瞬発力やスピードを併せ持ち「自在」と呼ばれる脚質で「横綱相撲」とも呼ばれるレース展開を見せつけ競馬ファンを魅了していました。
シンボリルドルフは昔の馬になので、近年の名馬「ディープインパクト」や「オルフェーヴル」と比較しなければいけませんが、やはり皇帝と呼ばれた実力ある走りは現代の競馬ファンでも見るべきと言えます。
また、引退後には種牡馬となり、皐月賞、日本ダービー、ジャパンカップ、有馬記念を制覇したトウカイテイオーを輩出しました。
第12位 テイエムオペラオー
テイエムオペラオーと言えば、生涯獲得金額18億3518万9000円を獲得した賞金王です。
2000年代のレースでは、「年間無敗」「重賞8連勝」「G1 5連勝」「古馬中距離G1 完全制覇」と、いまだかつて無い偉業を成し遂げ、絶対的王者として君臨しています。
また、ここまでの功績を残してきた名馬の取引額は1000万円程だったので、誰もがここまでの名馬に成長するとは思っていなかったかもしれません。
第13位 モーリス
モーリスはマイル戦で力を見せつけた名馬の一頭です。
世界的にもマイラーとして有名で、圧倒的なスタミナと脚力を見せつけていました。
マイラーとして名馬になるには、圧倒的なスピードだけではなく、中距離以上に対応できるスタミナも必要となってきて、その両方を持っているのがマイナーだったのです。
2015年の年間無敗記録も驚きでしたが、2000m戦であった天皇賞秋と香港カップでは以上うな程の走りを見せつけてくれました。
第14位 メジロマックイーン
メジロマックイーンは史上初の天皇賞父子3代制覇を達成した名馬です。
幼い頃は体が弱くデビューが遅めで骨膜炎に悩まされていましたが、復帰後からは名馬としての頭角を現してきました。
メジロマックイーンは単なるスタミナを持つ馬ではなく圧倒的なスピードを兼ね備えていたのです。
その実力がはっきりと分かったのが引退レースとなった京都大賞典ではないでしょうか?
京都大賞典では、当時の世界レコードに0.5秒迫るタイムをただき出すことができました。
また、メジロマックイーンの走りは「競走馬の理想の走り方」として競馬界では非常に有名な話です。
第15位 スペシャルウィーク
スペシャルウィークは現在活躍する武豊騎手をダービージョッキーにした記念すべき名馬です。
スペシャルウィークは1998年の東京優駿、1999年の天皇賞(春・秋連覇)、ジャパンカップの勝利と様々な功績を残してきました。
そして、テイエムオペラオーに記録を更新されるまでは、10億9262万3000円と、当時の日本最高賞金を獲得していました。
その走りは名馬としての走りを見せてくれていましたが、特に武豊騎手が騎乗する姿が非常に印象的で多くの競馬ファンの記憶に残っているのではないでしょうか?
長い脚や品格のある顔立ちもあり、立ち姿だけでも他の馬を圧倒するような名馬でした。
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まとめ
以上、日本歴代競走馬ランキングトップ15を紹介しました。
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